先週までのあまちゃんは、太巻と天野春子が長年の怨恨の念が解消し
ドラマの1つの大きなテーマ、物語が1つ終わったという感じでした。
鈴鹿ひろ美が春子ママのスリージェイプロダクションに入りましたが、
この展開もビックリでした。
今週は、また新たな物語が始まりましたね。
そして、ナレーションが春子ママの声に変わりました。
つまり、あまちゃん東京編が終わったってことなんですよね。
最初のあまちゃん故郷編では、夏ばっぱのナレーション、
次のあまちゃん東京編では、アキのナレーション、
最後が春子ママのナレーション、3つ目の新たなドラマが始まりました。
今週は東日本大震災からのスタートということもあり、
あの日のことをドラマで表現するのって、どういう風に作るんだろう?
ってドキドキしてた。東北の人たちはそのシーンを見れるのだろうか?
思いださせてしまうのではないか・・・
震災が起きた時、ユイちゃんはスーツケースを持って北鉄の電車の中、
東京に向かっている所でしたね。
水口琢磨が太巻社長に、「ユイちゃんと会ってください」とお願いしていました。
いよいよユイちゃんも東京でアイドルとしてスタート、っていう状況だったのに・・
東京に向かう電車のなかで震災が起こりました。
ユイちゃんって東京に行くって決めた時に限って何かが起こって
東京に行くことができないですね。ユイちゃんかわいそう過ぎです。
北三陸鉄道の駅長、大吉さんが、様子を見てくると言って
電車を降り、真っ暗なトンネルの中を出口に向かって歩きながら
必死で「ゴーストバスターズ」を歌っていましたが、
自分で自分を鼓舞する姿に、なんかジーンときた。
そして、トンネルの外で見たものは・・線路をふさいだがれきの山。
ユイちゃんもトンネルの中を歩いてきました。
震災の後の事は、それぞれの登場人物が、その時どんな行動をしていたか、
どんな行動をとっていたかという表現の仕方になっていましたね。
その日は実際に、全国的に携帯電話も携帯のメールもつながりにくくなっていました。
GMTの小野寺ちゃんは宮城県出身、家族の安否が分かったのはパソコンの書き込みでした。
みんながどう行動していいかわからないと言った状態で
鈴鹿ひろ美も、仕事を断り続けてしまってました。
アキがGMTと一緒にやる予定だったイベントも中止、というか延期に。
アキは地元のみんなが懐かしくなって、ひとり一人の名前をつぶやいていました。
ストーブさんだけがなかなか思いだせなかったけど・・。
アキの事が好きなストーブさんなのにね。
でもストーブの入ったダンボール箱の文字を見てストーブさんを思い出しました。
その後、テレビでGMTとアキのジョイントのステージが放送されましたが、
アキは「地元に帰ろう」を歌いながら、ほんとに地元に帰りたくなってしまったんですね。
アキのまわりの人たちも、何となくアキが北三陸に帰りたがっている事を感じていました。
水口琢磨もその一人。アキが「地元に帰ろう」を歌っているのを見ながら涙を流していました。
やっぱり水口琢磨はアキの事が好きなんだ。
種市浩一に、「アキを東京に引きとめておけるのは君しかしない」と
恋愛禁止解除を伝えていたけど、無頼鮨の裏口の棚のすみで種市君をまっている姿が、
なんだかものすごく哀愁が漂ってた。
震災後は「潮騒のメモリー」は歌詞が時勢にふさわしくないから、という理由で歌えなくなって、
「地元に帰ろう」を歌う事になったというところなんか、
ストーリーから言って、なんだかすごい演出だなって思いました。
アキが地元に帰るってことは、種市先輩との付き合いも終わってしまうだろうし、
水口琢磨の思いもかなわないままなんだよね。
残るはストーブさんじゃないですか!